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FLOW-3D/MP:
HPC(High Performance Computing:高性能コンピューティング)
FLOW-3D/MP v11.2を用いることで、エンジニアはマルチコア64ビット・クラスタ上でソフトウェアのスケーラビリティを活用することができます。FLOW-3Dユーザは、Linux HPCクラスタにアクセスして、FLOW-3D/MPを使って過渡的な自由表面問題の解析結果を得ることができます。v6.1はFLOW-3D v11.2のハイブリッド並列計算版です。Message Passing Interface(MPI)とOpenMPを使って並列化を行います。MPIが分散メモリによる領域分解系列(粗い分割)に基づくのに対して、OpenMP系列は共有メモリ構造(細かい分割、もしくはループ・レベルの並列構造)に基づきます。物理的な領域はブロックまたはMPI領域に分解されます。それから、MPIプロセスと関連付けられ、クラスタ上でノードに割り当てられます。各ノード内で、MPIプロセスはスレッドを生成し、OpenMP命令を使ってマルチスレッドの計算を実行します。FLOW-3D/MP v11.2の物理モデルと数値的な手法は、FLOW-3D v11.2に基づきます。
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FLOW-3D/MP v11.2ハイライト |
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スケーリング比較:
MPI/OpenMP vs SMP

FLOW-3D SMP VS MP 燃料スロッシング(圧力分布)
最新版FLOW-3D/MP v11.2(28~640コア)を使用し、FLOW-3Dユーザが日常的に取り組む過渡現象の自由表面流れの典型例として、下記4ケースのベンチマークテストを行いました。
水理 | エンジンブロック | インクジェットノズル | 燃料スロッシング |
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– 自由表面、重力、 – 空気連行、RNG乱流モデル – 1460万セル |
– 自由表面、重力、熱伝達 – 凝固、粘性層流 – 360万セル |
– 自由表面、層流粘性モデル、 – 表面張力 – 200万セル |
– 自由表面、非慣性座標系、 – 重力、電位 – RNG乱流モデル – 770万セル |
FLOW-3D/MPのインテルCluster Ready認証
Intel社はCluster Ready認定によって、ハードウェア/ソフトウェアの動作をユーザーに保証しています。Cluster Ready認定を受けたソフトウェアは、Cluster Readyハードウェア上で問題が生じることなく動作します。FLOW-3D/MPはIntel Cluster Ready認定を受けています。
HPC Advisory Council
HPC Advisory Councilはハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)のポテンシャルをその利用に結びつけることを目的としています。新しいユーザーに調査・ 教育・革新・製造などの改善に役立つHPCの機能を伝授し、既存ユーザーには操作に必要な専門知識を提供、プログラム技術者には並列化に必要なツールを供給しています。またHPCシステム製品の認定や統合を推進しています。Flow Science社はHPC Advisory Councilに加盟しています。
FLOW-3D/MP 動作環境
FLOW-3D/MP は、以下の環境のワークステーションやクラスタ上で動作します。
Ver.11.2 | Ver.6.1 | |
ソフトウェア | Redhat Enterprise Linux 6, 7 | Redhat Enterprise Linux 6, 7 |
ネットワーク |
Gigabitイーサネットもしくは Infiniband クラスタ内の全ノードからアクセス可能な 大規模共有NFSディスク |
Gigabitイーサネットもしくは Infiniband クラスタ内の全ノードからアクセス可能な 大規模共有NFSディスク |
プロセッサ | XeonもしくはOpetronと同等のプロセッサ | XeonもしくはOpetronと同等のプロセッサ |
MPI ライブラリソフトウェア |
Intel® MPI(インストール時に提供されます) | Intel® MPI(インストール時に提供されます) |
FLOW-3D ベースバージョン |
Version 11.2 | Version 11.1 |